女性アイドルタレントA

90年代の女性アイドルタレント

90年代に入ると歌を中心としたアイドル歌手から、テレビのCMや雑誌のグラビアなどで活躍するアイドルタレントの活動が盛んになってきます。CM等で容姿の良さを全面に押し出して人気を博した宮沢りえや、観月ありさ、牧瀬里穂などは女優として、男性誌のグラビアなどでバストなどのボディラインを水着写真で見せて人気者となった、細川ふみえや、かとうれいこなどはのちにバラエティ番組に出演するなど。アイドルを足がかりに様々な業種にチャレンジしていくことが王道となっていきます。

 

90年代初頭は歌番組が下火になっていたこともあり、これまで歌手としての活動を主としてきた女性アイドルタレントにとっては長い冬の時代になってしまいます。この間に元TMネットワークの小室哲哉プロデュースによる女性歌手が大ヒットを連発、さらに沖縄のアクターズスクールから排出された安室奈美恵や、SPEEDが大ヒットします。これらの歌手はアイドル歌手といっても良いような位置づけでしたが、これまでの作り込んだアイドル像とは真逆の普通の女の子路線を売りとしてヒットした所に時代の移り変わりを感じることが出来ます。しかし、小室哲哉の音楽がパターン化しマンネリ化が進むにつれて下火になっていきました。

 

その後90年代の後半に入るとオーディション番組「ASAYAN」からデビューした鈴木あみや、モーニング娘。が台頭。その後、モーニング娘。を中心としてプロデューサーのつんくによりアイドル集団ハロー!プロジェクトが始動し人気を博します。一方そのころ歌唱力と容姿を併せ持ち、アーティストとしての姿を全面に押し出した宇多田ヒカルや、倉木麻衣などが現れ、アイドルタレントと女性アーティストとの境界線が不明瞭になってきます。

 

アイドルという言葉そのものも様々なものに使われるようになっていき、アイドル女優や、グラビアアイドルだけでなく、声優アイドルや、スポーツ選手アイドル、女子アナなど、もはやアイドルという言葉は容姿の良い女性芸能人にはすべて当てはまるものになってしまっています。そのため、アイドルとうレッテルを貼られることを嫌う歌手や女優も多く存在します。

現在のアイドル

歌手=アイドルと呼ばれていた時代は過ぎさり、2000年代の女性歌手はすべてアーティストとして存在します。しかし、容姿やキャラクター作りで音楽性はほとんど求められなかった従来のアイドル歌手とは違い、歌唱力や作詞、場合によっては作曲までとクリエイターとしての資質も問われるようになっており、女性アーティストになるのは今や非常に狭き門になってしまっています。このような時代にあってアイドルという言葉はほとんど意味を成さなくなってきています。アイドルという言葉が指し示す意味事態が細かく分かれすぎたために、何をアイドルと呼んで良いのか分からなくなってきているのです。先に書いた女性アーティストもアイドルといえばアイドルだし、アーティストといえばアーティストなのである。しかし、そのタレントの本質は代わらず、アイドルとして活動をしている訳でもなければ、アーティストではないというかもしれないのです。

 

つまりアイドルという言葉は意味が細かくなりすぎてしまったが故に本質を見失っているといってよいと思います。現在の女性タレントは、女優なら女優、歌手なら歌手として活動しつつアイドル性も併せ持っているという感じになるのではないでしょうか。

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最終更新日:2018/6/25